「何者だあいつは」「馬鹿者だ」【▲→トーノZERO→アニメ感想→サムライチャンプルー】

　謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

　今日のサムライチャンプルーの感想。

サブタイトル §

#7 四面楚歌

　フウはなけなしのお金をすられます。

　スリは、更にヤクザからヤクをスリ取ります。

　スリには病弱な母親がいて、本当に効く薬のために大金を必要としていました。フウは息子がスリをしていることを知らない母親から息子の彼女だと誤解されます。

　スリはヤクを売って大金を作ろうとしますが、結果的に捕り方とヤクザの両方から追われる羽目になります。

　スリは、フウという理解者を得ますが、最終的に脱出に失敗し殺されます。

　この作品でのフウの価値というものがはっきりと示されたエピソードですね。

　フウは、虐げられた男を受け止めることができる女性です。それは、ムゲン、ジンはもとより、第2話ぐらいに出てきた異形の男も含め、今回のスリも受け止めたことから明らかですね。

　社会から弾き出されたけれどどこか熱い心を持つ男達と心を通わせることができるヒロイン。これは、とても得難い美徳だと思います。

　こちらも、アニメなんか見ていて社会から落ちこぼれた身だという実感がありますから、フウのようなヒロインがいてくれることは、とても心暖かくなります。

　「何者だあいつは」「馬鹿者だ」と咄嗟にムゲンのことを馬鹿者と表現するジンも見事。そして、馬鹿者と表現されてしまうムゲンも見事。